早い!上手い!安い!の静的サイトジェネレーター
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脱WordPress

長年WordPressを運用してきて、サイトの効果に対してシステムコストのバランスがよくないな、と感じていました。アップデート毎の動作確認、プラグインの開発問題、サーバーの環境構築、メンテナンスに必要な時間、そして動的ページならではのロウパフォーマンス。何かと面倒くさい事柄がいっぱいです。
そこに登場したのが静的サイトジェネレーター。NEXT WordPressという位置づけで急成長しているツールです。
静的サイトジェネレーターとは?
Static Site Generator(SSG)
Webページを効率よく高速にクライアントへ提供することを目的としたフレームワークで、名前の通り静的サイトをビルドによって生成するシステムです。WordPressなどのCMSと違い、動的にページを生成することがないので、非常に高速で安定したサイトを運用できます。
静的サイトジェネレーターのメリット
以下はNetlifyなどホスティングサービスの使用を想定したメリットです。
- まさかのデータベース不要
- セキュリティに強い
- レスポンスが速い
- なのでSEOに有利
- サーバー費用が不要
- サーバーが落ちない
などが挙げられます。個人的には、レスポンスが速いというのが圧倒的な利点に感じます。
静的サイトジェネレーターのデメリット
- 導入の技術コストが少し高い
- まだテーマやプラグインが少ない
- 関連記事、人気記事といった動的ページは配置できない
- ビルドに時間が必要
個人や仲間内、中小企業などのサイト運営にはぴったりな気がしています。とにかくセキュリティとコスト面ではWordPressなどのCMSに圧勝です。
静的サイトジェネレーターとCMSの棲み分け
WordPressなどのCMSにはCMSの良さがあります。豊富なテーマ、無数にあるプラグイン、更新画面の容易さ、アップグレードのイージーな仕様などなど。
逆にそれらが必要ない場合、たとえば数ページのみでそんなに更新しないサイトや、予算やマンパワー的に保守が難しい場合は静的サイトジェネレーターの出番です。
メリット、デメリットを吟味しながら、自分にあったサイト運営をチョイスしたいですね。
