静的サイトとWordPressを比較
目次
自分にあったホームページとは?
ホームページを製作する時、ご自身に必要なホームページとは一体どんなものなのでしょう?
毎日更新するの、ホームページ担当者が居るのか、どんなことがやりたいのか、費用はどうか、この先の展望やグランドデザイン等々。
一概にホームページといってもさまざまな形があります。今回はご自身がどんなホームページを作ればよいのか、主流となっている静的サイトとWordPressについてメリット、デメリットを比較してみたいと思います。
静的サイトとは
静的サイトは別名フラットページや固定ページと呼ばれ、サーバー上に保存されたデータをそのまま配信するタイプのウェブページです。あらかじめ保存された情報をすべてのユーザーに同じように表示するので、静的と言われます。
企業のコーポレートサイトや名刺的に使うサイトは静的サイトが多い印象です。最近はビルドによってHTMLを生成する静的サイトジェネレーター(Static Site Generator)が、非常に高速でセキュアなので人気が高いです。
静的サイトのメリット
- 表示速度が早い
- サーバーコストが安い
- セキュリティリスクが低い
- 負荷に強い
静的サイトのデメリット
- 初心者には扱いづらい
- 複数人管理が難しい
- リアルタイムな情報を表示しづらい
- ユーザーごとの表示切り替えができない
WordPressとは
世界で一番使用されているコンテンツマネジメントシステム(CMS)です。WordPressは無料で使用でき、専門知識がなくても簡単にコンテンツ管理ができます。拡張性も高くブラウザ上である程度の更新が可能なので、鮮度の高い情報を表示するのが得意です。
WordPressはページにアクセスされる度ページを生成する動的サイト。ユーザーごとに表示を切り替えたり、頻繁に更新するニュースサイトやブログなどはWordPressが得意とする分野です。一方で有名CMSなのでハッカーの攻撃対象になりやすく、サイトの管理コストは高いです。
WordPressのメリット
- 初心者にも扱いやすい
- 複数人で管理しやすい
- ユーザーごとに違う表示ができる
- 拡張性が高い
WordPressのデメリット
- 表示速度が遅い
- 管理コストが高い
- セキュリティリスクが高い
- アップデートのリスク管理が必要
静的サイトとWordPress、それぞれが得意なサイトを考える
静的サイトに向いているサイト
- 更新頻度の少ないサイト
- ページ数の少ないサイト(50ページ以内)
- セキュリティ的に強さを求めたいサイト
- メンテナンス工数を少なくしたいサイト
WordPressに向いているサイト
- 更新頻度の多いサイト
- 複数人で管理したいサイト
- ページ数の多いサイト
- ブログを伴うサイト
今回のまとめ
それぞれに得意分野と不得意分野がありますね。必要ないのにWordPressでサイト構築して管理コストが高くついたり、静的サイトにしたためサイト拡張が難しくなる、などといったミスマッチが起きないよう、適切なサイト運営とサイト構築方法を選びたいですね。
